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『岩絵の具を使って☆日本画に挑戦!』

  • 執筆者の写真: 佐貫 円
    佐貫 円
  • 2023年12月18日
  • 読了時間: 2分

 

アートイズ in EDAUME 東の蔵(旧 枝梅酒造)

2023.12.17(日)


『岩絵の具を使って☆日本画に挑戦!』



今日は、EDAUMEさんで九回目のアートイズ。

「岩絵の具を使って☆日本画に挑戦!」というテーマで開催しました。

岩絵具とは、日本画に欠かせない天然の鉱物を砕いたものから作られる粒子状の絵の具です。

今回はこの岩絵の具を使って好きな絵を描いてみましょう!


まず最初は日本画とはどんなものなのか、日本画の掛け軸のレプリカをよーく観察してもらいました。

水彩画、油絵、版画など色々な絵がありますが、濃淡や繊細なタッチで描かれている日本画。とてもとても美しいです。

みんなでじっくり鑑賞して、日本画のことがわかってきたら、次は画材の岩絵の具の説明です。

岩絵の具は粒子なのでそのまま塗っても定着しません。

みんなに定着剤として使用する固形の「にかわ」を観察してもらいました。

触ったり、においをかんだり…

動物の骨や皮のコラーゲンから作る「にかわ」。

ほのかに獣のにおいがします。

これを溶かしたものを定着剤として使用し、岩絵の具と混ぜ、一般的な絵の具のように筆で塗り重ねていきます。

みんな始めて使う岩絵の具に興味しんしん!

小瓶に入った色鮮やかなサラサラの粒子状の岩絵の具はまるで宝石の粉のようです。

科学的な色ではない、自然物の深い色が並んでいます。

大人の皆さまも始めて扱う絵の具の種類という方も多いのではないでしょうか?


説明が終わったら、早速制作開始です。

まずは墨を使って線描きをします。

紙も色々なサイズを用意してきたので、好きな紙を選び取ります。

色紙に細い筆で繊細に描いてみる子、大きな紙に太い筆でダイナミックに描いてみる子、みんなに思いっきり描いてもらいました。

線描きが終わったら、次はお待ちかねの岩絵の具を使っての色塗りです。

岩絵の具の小瓶から好きな色を選び取ります。

小皿にトントンと出して、にかわで溶きます。

指でくるくる。

筆で塗っていきます。


みんな夢中で何枚も制作していました。

クリスマスが近いのでツリーやサンタさんを描く子、来年の干支「辰」を描く子、日本画の掛け軸の模写をする子、みんなの個性が光ります。

すてきな日本画の作品たちが完成しました☆


岩絵の具は乾くと粒子がキラキラ光ってとてもきれいです。

ぜひお家に飾って日本画を身近に感じてみてください。




(※子どもゆめ基金助成をいただいて活動しています)


次回開催は1月28日(日)です☆

(お申込開始日は1月14日から先着順で受付いたします)






 

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